今回はカメラの具体的なお話。
カメラ初心者さん、いつもオートで撮影している方向けの「シャッタースピード」についてお話したいと思います。シャッタースピードって難しそう…。
どうやって使い分けるの!?写真がブレるから改善したい!と思う方は良かったら参考にしてください。
シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のこと。シャッターボタンを押した時だけ、奥にあるセンサーに光が当たり、その瞬間が写真として残ります。そして、写真を適切な明るさにするために、センサーに光を当てる時間を調整する仕組みになっています。夜など暗い場所では、日中より光が少ないので、多く光を取り込むためにシャッターを長く開きます。=シャッタースピードは遅い設定。晴れた日の屋外のような明るい場所では、光が十分あるので、シャッターは短い時間でOKです。=シャッタースピードは早い設定で撮影できるということです。
では少し具体的に…
下の写真は同じ日、同じ場所で撮影しました。時間も30秒くらい時間が空いただけ。
上)朝日を浴びながら歩いている。清々しい。夏~秋にかけての季節。
下)夕日を浴びながら歩いている。夏の夕方。日中は暑かったんだろうな。
比べると全く違う印象になっていると思います。2つの写真はカメラの設定を変えて撮影しただけで、ここまで印象の違う写真になります。では、細かく説明していきましょう…と、シャッタースピードの数値がどうやら、ISOがどうやらと、そんな細かなことを語る気はありません。すみません。なんたってそもそもカメラマンが違うし、撮影する日も天気も時間も違えばカメラも違うので、「っぽい写真」を撮れても「全く同じ写真」は撮影できない…と考えたのでざっくりのカメラ設定をご説明します^^;
カメラはマニュアル設定orシャッタースピード優先で
かくいう私もウェディングのカメラマンをするまで、オートだけでしか撮影したことがなかったのです。。。一度、マニュアルで撮影することを覚えてからはもうマニュアルでしか撮影できなくなりました。そう、このマニュアル設定こそカメラ上達の秘訣です!!マニュアル!?知らない!難しい!できない!と思い込んでいる方!大丈夫!マニュアルを使ったことがなかった私でも使えるようになりました。むしろ使って初めてカメラの構造を理解でき、自分のイメージに近い撮影ができるようになりました( T_T)\(^-^ )根拠がペラペラだけど、あなたもできます!!
マニュアル設定はやっぱり無理!という方はシャッタースピード優先でできます(マニュアルじゃなくていいんかぁい!)
シャッタースピードで写真の明るさがマスターできる!
今回の写真でのシャッタースピードの役割。それは明るく撮影するor暗く撮影するかを自分で決められること。2つともISOは160の固定。変えたのはシャッタースピード。(色温度は現像時に変更しました)明るい方は1/320秒、暗い方は1/640秒でシャッターを切りました。そうすると全体が写るほどの明るさの写真とシルエットが際立つ写真と明るさが全く異なったものになります。シャッタースピードを早くするとカメラが取り込む光の量が少なくなるので暗くなるというカメラ・シャッタースピードの特性を生かします♪
[シャッタースピード] 左)1/320秒 右)1/640秒
実践あるのみ!
では、いきなりですが、ご自身のカメラをお持ちください。そしてカメラの設定をカメラの設定で[Tv]または[S]モードがシャッタースピード優先モード。マニュアルは[M]に変更してください。自分のカメラのシャッタースピードを変える方法が分からない方!カメラの上部にダイヤル式のボタンがありませんか?カメラを真上から見てみてください。A・S・M…と細かな字で書いてるボタンっぽいものありませんか?「えぇー?見当たらないわ」って方、カメラの説明書をご覧ください。
そして一枚シャッターを切ってみてください。モニターで確認して、暗いなと思えばシャッタースピードを遅くして撮影(1/125、1/80、1/60…の順で遅くなります)。また白飛びしたり明るく撮影しすぎている場合はシャッタースピードを上げる(1/60、1/80、1/125…の順で早くなります)と暗く写ります。
…シャッターきってみましたか??変わったのがわかりますか?このシャッタースピードを変えただけで明るさが変えられるっているのをマスターすれば自分のイメージにあった撮影がしたい時に役立ちますよ♪
[番外] シャッタースピードの目安
[シャッタースピード]1秒:手でカメラを持って撮影
[シャッタースピード] 1/6秒:カメラを地面に置いて固定撮影
1/500秒…速い|動くものを撮影する時の目安になるシャッタースピード
シャッターの下りる音が「カシャ」と早い音です。よくイメージする音ですね。
シャッタースピード 1/500(500分の1秒)は動くものをほぼ停止させて撮ることができます。
1/8~1秒…結構遅い|幻想的な写真を撮れるシャッタースピード
シャッターの下りる音が「ぱっしゃん」とゆっくりの音になります。
上の写真のような花火の撮影や滝の水を線で表現する幻想的な写真は、スローシャッターで。ただ、三脚などでカメラをしっかり固定しないとブレブレになります。
”8~”30…すごく遅い|星を鮮やかに撮れるシャッタースピード
8秒まで遅くすると、シャッターを押してから何も反応がなくなるのでカメラが壊れたのでは!?と心配になるくらいの速さです。
満天の星空写真は思った以上に暗いので、シャッタースピードをできるだけ長く(遅く)して、カメラに光を目一杯貯める必要があります。地球の自転で星が動くので、長くシャッターを開けていると星が動いた様子が写ります。星が中途半端に動かない”8~”30(8秒~30秒)が目安かなと。
私も感で設定しながら撮影している部分があるので、詳しく書ききれませんが、よければ参考にしてください♪