日常に、ナチュラルなbossaを。

瀬戸内住みのフォトグラファー・アートディレクターがつづる瀬戸内ノスタルジー探しと旅とクリエイティブブログ。

香川:琴平編|瀬戸内ノスタルジーMAGAZINE #05

琴平

瀬戸内ノスタルジーMAGAZIN、第5回目は香川県にある琴平町です。

琴平は「讃岐のこんぴらさん」で親しまれている金刀比羅宮始め、日本最古の芝居小屋である金丸座で「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が毎年春に上演されている、四国を代表する観光地。

観光地だからこその「瀬戸内ノスタルジー」を探しに琴平に足を運んでみました。

 

 カメラはNikonD750、レンズは50mm単焦点、iPhone11Proで出かけました。

 

 

 

門前町の風情が残る町

金毘羅さん

この門前町が現在の形で発展したのは江戸時代。

庶民が旅行を禁じられていた江戸時代でも神仏への参拝は許されていました。 とりわけ伊勢神宮への参拝の旅は「お伊勢参り」と呼ばれるほど、庶民にとって憧れ。

そんなお伊勢参りと並び称されたのが、「丸金か京六か」と言われた香川の金毘羅さんと京都の東西本願寺で、これらの寺社への参拝の旅が人生の一大イベントとして大変人気があったようです。

その人気は「一生に一度はこんぴらさんに」という言葉が生まれたほどで、参拝に来た旅人を満たすために門前町が形成されたそうです。

その姿は現在も参道や門前町に土産物店や旅館が並んでいて、当時の雰囲気を感じさせてくれますね。

金毘羅さん

雨に濡れた参道に反射するお店の光や人の影。

時代を超えてタイムスリップしたような感覚に包まれながら、江戸時代の人がこの場所が持つ人を引き寄せる力を感じていました。

金毘羅さん

金比羅さんへの入り口にある「四海平穏」が書かれた鳥居は、海の安全祈願として奉納されたもの。

人々の願いは、いつの時代も同じで、美しさと儚さにグッときます。

 

金比羅さん

また、参道から外れたところにある、人の存在が「或る」温かみと自然が美しい。こんなところにもノスタルジーを感じちゃいます。



琴平のノスタルジー溢れる看板たち

ノスタルジー

町の中には、過去に町を彩ったお店の看板もたくさんあって、町を歩くだけでもとても楽しい時間。

看板に描かれたたばこの文字も、くだもの店という文字も”いつかのあの頃”を思わせてくれる。

なんだか儚い白昼夢の中でいつかの”あの頃”を見ているかのよう。

ノスタルジー

ノスタルジー

ノスタルジー

時の流れを受け、看板の色がはげたり、変色したり。

鉄は錆びたり、ポロポロと取れそうだったり。

使い込むほどに、放置しておくほどに、「当時の流行や古を感じさせる」愛おしいものへと変化していく。

それが私が魅了されている「瀬戸内ノスタルジー」を構成する1つの要素なのかもしれないですね。

これまで回った瀬戸内の島々でも、こうしたノスタルジーを感じる看板を数多く撮影してきました。

 

 

風情を感じるノスタルジックな駅舎

遠くのようで近くのようにも聞こえる発車音。

それに続いて聞こえてくる心地いいガタン、ゴトンと鉄が揺れる音。

ここから始まる金比羅さんまでのプロローグは「ことでん」と「JR」の2つの電車から始まるのかもしれない。

 

ことでん琴平駅は、こんぴらさんのお膝元らしいシックな佇まい。 

琴平駅

琴平駅

2つの線路がすうっと曲がり角に消えてゆく。

電車の中が来るときも、発車するときも、あの曲がり角がキーポイント。

それを想像するだけで、ノスタルジックを感じてしまう。
JR琴平駅

ことでん琴平駅から真っ直ぐ歩くと、JR琴平駅の駅舎が見えてきます。

大正11年に建設された洋風木造駅舎を可能な限り建設当時と近い復元がされ、三角屋根と大きな半月形の窓の駅舎はまるで映画のセットのよう。

JR琴平駅

国の有形文化財にも登録されたこの駅舎は、夕暮れのピンク〜水色のグラデーションがかった空のロマンティックな情景がよく似合う。

 

うっかり、踊ってみたり。

 

ほら、心はもうキネマの世界。

駅舎
駅舎

駅舎に灯る光も

ゆっくり、じんわり、沁みるひとときに変わってゆく。

 

 

 

1,368段の石段にそれほどの人の願いがここに刻まれているのだろう


長い参道の石段を、一歩一歩。

ドキドキと高鳴る鼓動を聞きながら、上へ上へと歩みを進めてゆく。

琴平

時折、紅葉や装飾に息をのむ。

金毘羅さん

息を切らしながら、

行き着いた先は、海の守護神である金刀比羅宮

金比羅さん
金毘羅

全身にパワーをもらおうと、深呼吸をひとつ。

 

 

ゆるりと視線を変えると、讃岐平野が広がっています。

天気のいい日は瀬戸大橋や讃岐富士までも見晴らすことができる絶景です。

金毘羅さん

 

 

参道で出会った素敵なお店

参道に建つ、古民家を改装した店内にカラフルなお土産が

心地いい間隔で並んでいる。

「なんだろう?」

どんどん興味がわいてきた。

ここは旅というフィルターを通じて、ココロに余白を生み出すモノやコトのセレクトショップ「YOHAKU 26」さん。

江戸時代での旅に帽子として、お遍路さんでも使われる「すげがさ」に好きな色でペイントしたり、歌舞伎の刺繍ワッペンがあったり、旅のきねんに連れて帰りたくなる。

 

あれにしようか。

 

これにしようか。

 

たくさん悩んでこんぴら旅下(靴下)を連れて帰ってきました。

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海の神様(左)と歌舞伎(右)

海の神様は、江戸時代に金毘羅さんへ参拝する人を運んだ「金(まるこん)」が目印の帆をかけ船こんぴら丸をイメージしたデザイン。

 

歌舞伎は現存する最古の芝居小屋「金丸座」で愛されているこんぴら歌舞伎をイメージしたデザイン。

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きっとこんな素敵な靴下をはいた日は、素敵な場所に連れて行ってくれるのだろうとココロが踊る。

 

YOHAKU26

住 所:香川県仲多度郡琴平町 こんぴら参道26段目

HP:https://www.yohaku26.com/

 

他にも琴平には素敵なお店がたくさんあります。 

 


運営に携わっている瀬戸内かわいい部でも琴平のお店を紹介させていただきました。

 

 

 

outroduction

初めてこの町を歩いたのは秋祭りの時期。

 

右も左も分からない道で太鼓を囲む大勢の人々がいて、活気のある町だと思いました。

それから数年、この町に足を運んでいなかったけれど、香川にある観光地を回ってみたいと琴平の町を数度訪れました。

その度に、歴史を感じつつ、新しい道やお店を見つけることで、まるで私だけの宝物を集めているような気持ちになっていました。

 

皆さんにとって、

この町の魅力を発見できたなら幸いです。

 

それではまた、#6でお会いしましょう。

 

 

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琴平

住 所:香川県仲多度郡琴平町  ▶Googleマップ

電車:高松築港駅ことでん琴平駅 片道約65分、JR高松駅→JR琴平駅 片道約45分

※訪問される場合は、新型コロナウイルスの感染拡大防止・感染予防にご協力ください。

 

過去の瀬戸内ノスタルジーはこちら↓ 

お題「好きなシリーズもの」

瀬戸内かわいい部が励ましてくれていた2020年

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2020年、私はご縁をいただき、一つの歩みを始めました。

それは、2年前の2018年から交流のあった「瀬戸内かわいい部」への運営加入。

きっかけは、瀬戸内かわいい部の立ち上げ3年目が迫っていたある日、それまで瀬戸内かわいい部が企画・開催したお話会や撮影など瀬戸内かわいい部の活動の節目に立ち会わせていただいていた私に「運営に関わって貰えませんか?」とお誘いをいただけたことでした。
まだ子どもが小さいことや仕事をしながらの活動なので、都合がつかないこともある、参加したくても参加ができないこともあることをお伝えした上で、瀬戸内かわいい部の運営へとお誘いいただき、これまで自分一人で抱えていた「瀬戸内を盛り上げたい!」というゴールのない目標が、瀬戸内かわいい部のメンバーのおかげで輪郭を持ち、熱を帯はじめました。

 

 

 

 

瀬戸内かわいい部との出会い 

瀬戸内かわいい部との出会いは、 自身初の出産を経験し、1年半の育休中のこと。
当時の自分は出産前までは朝から晩まで仕事づけの毎日で、仕事で評価されることが自分の価値を感じられるものだと思っていました。
そんな私が、社会的には出産というおめでたいと言われることの裏側で、社会との繋がりを失い、社会にとって役に立てないことへの苛立ちと、「母親」という家庭の中でしか機能しない社会的立場を失っている不甲斐なさを毎日感じていて、「私って何でいるんだろう」「私には何もできないんだ」と思い悩んでいる時期が長くありました。
ただ唯一、子育て中の私の楽しみは、地元・小豆島で過ごす日々で「瀬戸内はこんなにもキラキラしているんだ」「こんな素敵なスポットができているんだ」と新たな発見をすること。
生まれた時から見ている風景や生活圏内で新しい発見や出会いがある度に「この素晴らしい風景を見て欲しい」「瀬戸内が好きな人がもっと増えて欲しい」「瀬戸内を盛り上げたい」という思いが芽生えていました。

 

まだその思いを外にも出せずにいた時、社会との繋がりが欲しかった私はネットで一目惚れした管理人さんが展開していた有料コミュニティに参加します。 

そこで出会ったのが瀬戸内かわいい部の部長であるやすかさん。

コミュニティ参加者の出身一覧MAPを制作してくださる企画で、お隣の岡山に住まれていることを知りました。その後あまり時間を設けず、コミュニティ企画のフォトウォークで実際にお会いできました。

その時にはすでにやすかさんは瀬戸内かわいい部を旗揚げされていて、フォトウォークに参加されていた立ち上げメンバーのアルテオさんと共に「(瀬戸内かわいい部の)他メンバーにも会って欲しい!!」と仰ってくださいました。

 

そこから瀬戸内かわいい部への活動に興味津々で!笑

 

SNSで発信される瀬戸内の情報を懸命に追いかけたり、HPを繰り返し読んだりしていました。今思うと完璧にファンを通り越してストーカーでしたね。(遠い目)

そんなストーカー行動を繰り返していると、瀬戸内かわいい部が企画・開催した瀬戸内が好きな人が集まる「おはなし会」や、瀬戸内かわいい部企画写真展デニムプロジェクトの交流会にカメラマンとして呼んでいただけるようになっていました。

おはなし会で立ち上げメンバーのみなみさんとYOSHIKOさん、デニムプロジェクトの交流会でまみこさんを始めとする瀬戸内かわいい部を支えてくださるメンバーとお会いすることができました。

デニムプロジェクトのメンバー募集時期があり、本当は参加したかったのですが、その時は子どもも小さく、MTGや集まりには参加できそうになかったので、泣く泣く断念していました。それが交流会で写真を撮影させていただいたり、商品開発の商品撮りをさせていただけてご縁を感じていました。

 

[▼デニプロ商品撮影]

瀬戸内かわいい部

デニムを使ったピクニックシートのイメージ写真やテーブルコーディネートをみんなでワイワイしながら撮影しました。

瀬戸内かわいい部

瀬戸内かわいい部

デニムプロジェクトで商品開発したデニムピクニックシートはその後、コロナの影響もあり、掲げていたゴール「デニムピクニックシートを使ってピクニックをする」ことはできませんでしたが、「せとかわデニムサンクスマルシェ」を開催し、無事ゴールを迎えることができました。

 

そして、このプロジェクト後、お誘いをいただき、私は瀬戸内かわいい部の運営メンバーとなりました。

 

 

瀬戸内かわいい部の2020年の活動 

8月からLINE@配信開始

瀬戸内かわいい部が3年目を迎え、運営として参加させていただいた8月から月に1度、LINE@を配信しています。
LINE@の配信内容はその時のせとかわに関する旬な情報に加え、瀬戸内のオススメを紹介する「今月見つけたSetouchi Kawaii」、瀬戸内かわいい部の運営陣がつづる交換日記などを配信しています。

このLINE@では毎月カードデザインをさせていただいています。毎回、配信内容を考慮しながらカードを作る工程は悩むことも多いですが、瀬戸内かわいい部の世界観を表現することが楽しみで制作しています。

 

LUNE@デザイン

[▲LINE@初回配信画像]

最新の12月も無事、先日配信完了し、楽しんでいただいた方も多くいらっしゃると思います。

LINE@デザイン


ぜひ、皆さんも瀬戸内かわいい部のLINE@お友だち登録してくださいね。

 

 

 

LINE@での配信記事を熟考・撮影

LINE@の配信記事の中で「今月のSetouchi Kawaii」では、瀬戸内のストーリーがあるものや素敵な場所、瀬戸内を感じるものを紹介しています。
毎月更新なので、メンバー間で相談したり、取材に行っています。

今年はまみこさんと津田の松原へ撮影に行き、 

津田の海

シーグラス

瀬戸内を感じてもらえる物を探して、作って、飾って。

生活の中で感じてもらえる物を考えました。

 

また、香川県の琴平にある「栞や」さんにメンバーと向かい、撮影をさせていただきました。

栞や

LINE@内の記事で紹介できませんでしたが、栞やさんの店内には「旅する栞や文庫」があり、交換を前提とした、栞と本と手紙が巡る素敵な企画があります。

おじいさまのお家を改装された店内で緩やかで優しい歌声が流れるBGMを聴きながら、ぜひあなたにぴったりな一冊と出会っていただければと思います。

 

 

〜こんなカットも撮影していたの編〜

記事の撮影以外にも、瀬戸内かわいい部運営メンバーのソロカットも撮影していました。きっとまだどこにも出ていない貴重なカットを出しちゃいます(メンバーのみんな勝手にごめんね!)

私一人横カットだったので、大きくなってます。

自分大好きって感じ全開?と戸惑っております。が、なかなか自分が写った写真がないし、撮ってもらえて嬉しかったのでここに。

 

 

瀬戸内かわいい部に出逢ったからできた写真集

 

写真集『Hikari no kaori

写真集

この写真集は瀬戸内かわいい部がデニムプロジェクトシーズン1のゴールとして行った「せとかわデニムサンクスマルシェ」でお披露目したものです。

 

瀬戸内好きが増えてほしいと思い、瀬戸内で撮影した光と香りを感じてもらえる写真を納めました。

一枚一枚、撮影した場所や情景を思い出せるほど思い入れのある写真ばかりです。

写真集

きっと瀬戸内かわいい部に出会っていなければ作れなかった作品の1つです。

写真集

作品として、トレーシングペーパーに印刷して写真と紙の「透ける」表現を楽しめるように作りました。いろんな写真と紙を重ねて楽しんだり、写真だけ、紙だけで楽しんでもらえたらと思います◎

写真集

 

 

瀬戸内かわいい部が励ましてくれていた

2020年、突如見舞われた新型コロナウィルスの影響で、活動が制限され、何もできなくなったように思っていた私に、瀬戸内かわいい部の活動がまだまだ瀬戸内の魅力は発信できるし、魅力は見出せるんだと半ば諦めていた気持ちを少しずつ1年をかけて励ましてもらっていたように思えます。

きっと2021年も瀬戸内を盛り上げるために瀬戸内かわいい部は飛躍していく年になるはずです。実はすごく楽しみにしている1年です。

 

ぜひ、皆さんも楽しみにしていてくださいね。

 

 

 

 

きっと来年

 

 

瀬戸内かわいい部

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香川:女木島編|瀬戸内ノスタルジーMAGAZINE #04

瀬戸内

瀬戸内ノスタルジーMAGAZIN、第4回目は女木島です。
高松港から4キロほどのところにあって、高松港から眺めることができる島の一つ。
↑写真に写っている赤い船で向かうことができます。

 

今回ご紹介する女木島と隣にある男木島は雌雄島と呼ばれていて、

女木島を「雌」、男木島を「雄」と指し、2つで1つ。

夫婦のような島なのです。(かわいい)

 

 そして今回、女木島で使用したカメラは瀬戸内ノスタルジー#2 直島編でも使用したカメラたちです。

by カエレバ
by カエレバ

 

降り注ぐ太陽が織りなすノスタルジー

この日は、8月のお盆を過ぎた平日。

台風一過で、晴れているけれど、時々もの凄い形のもの凄い黒い雲が空高く現れているのを見ながらの1日でした。

 

海水浴場には若い男の子が2人だけが泳いでいて、プライベートビーチのように楽しんでいる様子を、こっそり見ながら(変態か)お散歩をしました。

実はこの女木島、快水百選に選ばている香川県内でも屈指の海水浴場。

毎年夏には多くの海水浴客で人がたくさんいることで有名だそうです。

今回はこの女木島の海水浴場を中心に、夏ならではの光と影がおりなす「瀬戸内ノスタルジー」を探すことにしました。

 

女木島

女木島

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海水浴場の近くある海の神様を祀った住吉神社の雰囲気も◎

過去に1度だけ立ち会ったことがあるのですが、この住吉神社で行われる2年に一度開かれる「住吉神社大祭」は島の神様に捧げる女人禁制の男祭りなんだそう。

古くから伝わる規約を今も守り、島ならではの習俗を色濃く残すお祭りもまた見てみたいな。

 

女木島

女木島
女木島

 

 

「 海が近い家 」


女木島は海風が強く吹き上げるため「オーテ」と呼ばれる石垣があって、海の近くに建つ家を守っています。

じゃあ、オーテから守られていない場所の家はどんな感じなんだろう。

そう思ってカメラと散歩していたら、海の家やノスタルジーを感じる建物にたくさん出会えました。
女木島

女木島

女木島

冬に女木島では、北西からの季節風が吹き下ろす「オトシ」と呼ばれる強風が発生する。 この強風から家々を守るために築かれたのが「オーテ」と呼ばれる石垣。

 

 

この島の魅力

女木島

女木島

女木島

女木島の魅力的は、小さな島の中で「人と自然が共存し、ありのままの島でいることを大切にしている」こと。


海は夏には海水浴、秋には祭りの会場として。
山は夏の暑さを和らげる影を作り出し、山の恵を島民に与える。

 
自然はまさに島に住む住人にとっては当たり前の存在であり、心の拠所。
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また、海の潮で錆びていく町が当たり前の光景で

新緑や紅葉で変わる山々の様子が四季の移り変わりの合図。

 

積極的に多くの建造物を建てる訳でもなく、

観光客を積極的に受け入れるために装飾をする訳でもなく、

自分たちの生活を基盤にした、自然と共存して生きている島だと思います。

 

女木島

 この島だからこそ感じる、長閑な時間の流れをあなたも感じてみてください。

 

 

 

 

女木島

住 所:香川県高松市女木町  ▶Googleマップ

定期船:高松港→女木港 片道約20分

金額や出港時間はこちら ※2020.10.17時点

※島には高齢者も多く、都市のような医療機関が整っていません。訪問される場合は、新型コロナウイルスの感染拡大防止・感染予防にご協力ください。

 

 

 =過去の瀬戸内ノスタルジー

 

ではまた。

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台風ももくもく入道雲もキロクしていた夏空

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 今年は7月になっても、8月になってもなかなか入道雲が撮影できなかったように思えます。

覚えているのはただただ、暑かったことだけ…

 

そんな中、夏に出会った空の写真で今日は綴ります。

写真は全てiPhone11proで撮影しています。

 

 

 

台風10号の時の香川の空 

台風10号

台風10号が日本に上陸する前の土曜の空は岡山側を中心にもくもくとした大きな雲と、重く黒い雲に覆われていました。

台風10号

台風10号

こっちは暗いけど、向こうは明るいって不思議だね。

 

そしてこれが台風10号が接近していた夜に撮影した写真。

台風10号

台風10号


iPhoneでフラッシュつけて撮影すると雨に光が反射して、雨の軌跡が写って面白い。
(悪天こそ写欲が湧いちゃうの、なんで・笑)

 

 

好きな空は見上げたり、同じ目線に感じたり、いつも見る視線が違う

高松

香川県高松市にある商店街の中にはガラス貼りのドームがあって、

そこから見る空もなかなか素敵なんですよ。

 

風が強くて髪ボサボサだった日。

見上げると旗がなびいてた。

こんな景色が見られるのなら、髪がボサボサになるのも悪くない。

 

沙弥島

瀬戸内の日暮れはいつも美しい。
 


夏に出会った入道雲たち

 

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月と夕陽に照らされて赤く染まっている雲。

ちいちゃな月が可愛いなぁ。


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夏の後半は大きな入道雲が出て、とても圧倒されたし、思わずシャッターをきっていました。


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やっぱり夏にしか撮れない雲には、人を惹きつけるモノがある。

 

 

=今回使ったカメラ=

by カエレバ

 

 

 ではまた。

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香川:佐柳島編|瀬戸内ノスタルジーMAGAZINE #03

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瀬戸内ノスタルジーMAGAZIN、第3回目は佐柳島です。

「猫が飛ぶ写真」で有名になり、その立役者でもある動物写真家の岩合さんも来島していた、知る人ぞ知る猫好きにはたまらない島。

カメラはメイン機のNikonD750、レンズは50mm単焦点と24-120mmの2本で撮影に行きました。

 

 

香川にある「佐柳島」

佐柳島

 

佐柳島

佐柳島

この景色は瀬戸内遺産に認定してもらいたいくらいです!!!(そんな認定があるのかは分からないけど)

 

ねこはお好きですか?  

佐柳島


佐柳島
佐柳島
佐柳島
佐柳島
佐柳島
佐柳島

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廃校になった旧佐柳島小学校を改装して作られているので、未だに職員室や図工室なんて部屋の札がかかったままなのです。

それが「小学校」という懐かしさと海が見える場所で学ぶっていいなぁと、思っていました。


佐柳島

ねこ記事の一番最後の写真以外はネコノシマホテルで撮影しています。

ネコノシマホテルは「くつろげる場所」「泊まる場所」をテーマに2015年オープンしたホステル+喫茶。また島唯一の宿泊施設飲食店。
アクセス:本浦港からも長崎港からもちょうど真ん中の徒歩約15分

 

 

 

ついつい撮っちゃう癖・壁


佐柳島
佐柳島
佐柳島
佐柳島
佐柳島
佐柳島

 


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また訪れたいな。訪れよう。 

 

佐柳島

住 所:香川県仲多度郡多度津町佐柳1347  ▶Google Map

定期船:多度津港→佐柳本浦港または佐柳長崎港 片道約50分(本浦港⇄長崎港は片道約5 ~10分)
※島には高齢者も多く、都市のような医療機関が整っていません。訪問される場合は、新型コロナウイルスの感染拡大防止・感染予防にご協力ください。

モデルChisato

 

これまでの瀬戸内ノスタルジーMAGAZINはこちら

 

 

 

 ではまた。

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