瀬戸内ノスタルジーMAGAZIN、第4回目は女木島です。
高松港から4キロほどのところにあって、高松港から眺めることができる島の一つ。
↑写真に写っている赤い船で向かうことができます。
今回ご紹介する女木島と隣にある男木島は雌雄島と呼ばれていて、
女木島を「雌」、男木島を「雄」と指し、2つで1つ。
夫婦のような島なのです。(かわいい)
そして今回、女木島で使用したカメラは瀬戸内ノスタルジー#2 直島編でも使用したカメラたちです。
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降り注ぐ太陽が織りなすノスタルジー
この日は、8月のお盆を過ぎた平日。
台風一過で、晴れているけれど、時々もの凄い形のもの凄い黒い雲が空高く現れているのを見ながらの1日でした。
海水浴場には若い男の子が2人だけが泳いでいて、プライベートビーチのように楽しんでいる様子を、こっそり見ながら(変態か)お散歩をしました。
実はこの女木島、快水百選に選ばている香川県内でも屈指の海水浴場。
毎年夏には多くの海水浴客で人がたくさんいることで有名だそうです。
今回はこの女木島の海水浴場を中心に、夏ならではの光と影がおりなす「瀬戸内ノスタルジー」を探すことにしました。
海水浴場の近くある海の神様を祀った住吉神社の雰囲気も◎
過去に1度だけ立ち会ったことがあるのですが、この住吉神社で行われる2年に一度開かれる「住吉神社大祭」は島の神様に捧げる女人禁制の男祭りなんだそう。
古くから伝わる規約を今も守り、島ならではの習俗を色濃く残すお祭りもまた見てみたいな。
「 海が近い家 」
女木島は海風が強く吹き上げるため「オーテ」と呼ばれる石垣があって、海の近くに建つ家を守っています。
じゃあ、オーテから守られていない場所の家はどんな感じなんだろう。
そう思ってカメラと散歩していたら、海の家やノスタルジーを感じる建物にたくさん出会えました。
冬に女木島では、北西からの季節風が吹き下ろす「オトシ」と呼ばれる強風が発生する。 この強風から家々を守るために築かれたのが「オーテ」と呼ばれる石垣。
この島の魅力
女木島の魅力的は、小さな島の中で「人と自然が共存し、ありのままの島でいることを大切にしている」こと。
海は夏には海水浴、秋には祭りの会場として。
山は夏の暑さを和らげる影を作り出し、山の恵を島民に与える。
自然はまさに島に住む住人にとっては当たり前の存在であり、心の拠所。
また、海の潮で錆びていく町が当たり前の光景で
新緑や紅葉で変わる山々の様子が四季の移り変わりの合図。
積極的に多くの建造物を建てる訳でもなく、
観光客を積極的に受け入れるために装飾をする訳でもなく、
自分たちの生活を基盤にした、自然と共存して生きている島だと思います。
この島だからこそ感じる、長閑な時間の流れをあなたも感じてみてください。
女木島
定期船:高松港→女木港 片道約20分
金額や出港時間はこちら ※2020.10.17時点
※島には高齢者も多く、都市のような医療機関が整っていません。訪問される場合は、新型コロナウイルスの感染拡大防止・感染予防にご協力ください。
=過去の瀬戸内ノスタルジー=
ではまた。