フィルム一眼は父親から譲って貰ったOLYMPUS OM-1とZUIKO 50mm F1.8を使っています。
譲ってもらった当初はマニアル撮影が全く分からなかったし、露出計の電池も無いし、で撮影が凄く難しかったのを今でも覚えてる。
ちなみにOM-1のマニュアル撮影というのは
- フィルムなのでISOは固定
- ダイヤルを回し、絞りとシャッタースピードを決める
- レンズを回しながら、ファインダー越しに見える対象物に対してピントを合わせていく。
簡単に書けばこの3行。でもその2、3が慣れないと凄く難しかった。。。
特に3はOM-1のピント合わせがマイクロマット式と呼ばれるもので、合照すると中心部がはっきり見えるというもの。
初めのうちはどこを回しても合っているのか合っていないのか分からない…って状態でしたが、
グリグリ回していく内に「あぁ、これがピントがあっている状態なのね」と理解できるようになりました。
それまで、デジタルでしかも現代のものしか使ったことがなかったら、マニュアル撮影なんてしなくてもA(オート)やS(シャッタースピード優先)で撮ってしまえる。
それに慣れてしまっていたので、いざこのカメラで撮影しようと思ったら「ISOが400だから絞って、シャッタースピードが遅くて…」とか考えたことが無かった!!!!うがー!!!
完成を予想しながら自分で全て決めなければならないこのカメラ。本当に苦戦してまった。
でも1本、フィルムを撮りきる頃にはピント合せのコツも慣れてきました^^
それと次に問題だったのは露出計の電池がないこと!!
みなさん…いいですか…
電池がないっていうのはね。
電池がないっていうのはね。
残りの電池量が少ないってことじゃあないんだよ。
電池がないっていうのはね。。。
「メーカー生産が終了した」
ということです!ヒデブっ!
もう探しても同じ品番の電池は見つからないのです。。。。
OM-1の電池はMR-9という1.3Vの水銀電池、どこにならありますか…(半泣き)とさまよい続けたある日。
代替手段を考えたらいいのではないか!とひらめきまして!
…じゃあどうするか。
考えた代替手段は
- 電圧変換回路付のMR-9互換アダプターと、SR-43を使う。互換アダプタの初期投資が必要。
- スマートフォンの露出計アプリを使用。端末の照度センサーで露出を図る。端末によって精度が異なる可能性が有り。
の2択!笑
私は手っ取り早く1のアダプターと現在売られているSR-43の電池を買う方向で進めました。
現在も売っている電池であればまた購入できるし、スマートフォンを出さずにファインダーを覗いただけで写真が撮れると思ったからです。
そして調べると…さすがネット社会、すぐに出てきます!出てきます!!!笑
すぐにアダプター発見!!
電池買うより高価なのですが
すぐに購入して、今は露出計はバッチリビンビンで使えています。
ちなみに購入したアダプターはこれ。
私は使わなかったけれど、他にも調べてみるとあったのでのせますね。
- 酸化銀電池SR-44をそのまま使う。電圧が1.55Vと高いため、露出計の針がオーバー側に振れる。なのでISOダイアル設定で調整する(ISO100のフィルムならカメラの設定をISO50に、ISO400ならISO200に)。
- 補聴器用の空気亜鉛電池PR44が1.4VでほぼMR-9の代替に。
- 露出表に従って体感露出で合わせる。例えばISO400で快晴ならF8,1/1000とか
そして無事復活したOM-1で撮影した京都・舞鶴方面に旅行した時の写真を掲載します。
この写真が現像から帰ってきて思ったのは、
「何だこれはっ!?」
でした。
すごいボケてるし、輪郭もキッチリ出ていて、緑と青の色がどうしたらこんな色で出るの!!??
と衝撃的でした。
フィルムはすぐに購入できたFUJIFILM PRO400だったと思う。(おいっ)
発色は落ち着いていて、見た目通りの忠実さを感じます。
商品撮影やフォトスタジオに使われるフィルムだそうで、たしかに安定的だと感じた…。
フィルム初心者だったのもあり、ややアンダー気味の写真が多いですが、
緑・青色は濃く出てくれるので個人的には好きなフィルムです。
なぞのたぬき2連発。
まゆげの恋。
いや、まゆげの濃い達磨さん。
これ、おみくじにもなっていて、達磨さんの体の中からおみくじが出てくるんですよ。
やっぱり青・緑が好みの色…。
この時は民宿に泊まっていたのですが、
その民宿から数分歩くと海が見えたので朝散歩も。
梅干し作っているところ初めて見ました。
干してる干してる。
個人的に梅干し食べれないので、この写真を見ているだけで
お口の中がすっぱい>◎<!笑
OM-1は初めこそ、フィルム一眼・マニュアル撮影に慣れていなかったため上手く撮影できるか不安でしたが、
今となっては初めて触るフィルム一眼がOM-1で良かったなと本気で思っています。
父親から譲ってもらったカメラなので捨てるわけにもいかないので(笑)、必死でマニュアル撮影をおぼえることができました。
そしてマニュアル撮影を覚えてしまったら、もうマニュアル撮影沼からは抜け出せず。。。
ぜひみんさんも名機OM-1を使ってみてください♪