日常に、ナチュラルなbossaを。

瀬戸内住みのフォトグラファー・アートディレクターがつづる瀬戸内ノスタルジー探しと旅とクリエイティブブログ。

ノスタルジックの神さま「写ルンです」

先日、子供が産まれた時の写真や夏に撮ったフィルム写真達が現像から返ってきた。

8本分のフィルムの内、2本が写ルンですで撮った写真で、どれも結構好きな仕上がりになっていました。

今日はそんな写ルンですの魅力をと綴っていきますっ!

 

 

 

 

写ルンですってこんなカメラ

  

仕様→ISO400。基本的に屋外or室内の明るいところでの撮影に適しています。

今回は海で主に使用したので、砂や海水が怖いので写ルンですで挑戦っ!

※夜や暗い場所ではフラッシュをたいて撮影する必要があります。

 

27枚撮りと39枚撮りの2種類が販売されています。
絞りはf10でシャッタースピードは1/140秒。これは全体にピントが合い、早く動くとブレる。が、大抵大丈夫っ!って感じです。

そして軽いので、鞄にぽーんと入れて、撮影したい時に取り出して撮影すればOK!

とにかく写ルンですは「カメラ本体にレンズが付いている、フィルム内蔵カメラ」でとても気軽に撮影できるカメラですね。

 

ちなみに今年発売されたプレミアムキットっていう写ルンですの専用ハードカバーも速攻買っちゃっている。へへ。

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写ルンです PREMIUM KITⅡ | 写ルンです Life | 富士フイルム

 

「KLASSE W」をリスペクトしたモデルですんごい可愛い!

このカバーを付けてお出かけしても「写ルンですですよ!!」って感じが全然しないの。

なんかクラシックのカメラ持ってるんじゃないの!?って思われる←かっこつけ・笑

最近はもっぱらこれで写ルンですってます〜

 

 

写真の仕上がり

 

私ね。

写ルンですの写真って本当に素敵だなって思う。

 

まだコンパクトカメラを持たせてもらえなかった小さい時、

ちょうど写ルンですの全盛期で当時は「防水」「モノクロ」「セピア」「パノラマ」「夜景」に特化した写ルンですや、キティ姉さんやDズニーとコラボした写ルンですが店頭に並んでいてとても賑わっていたのを今でも覚えている。(みんな知ってる…?恐る恐る)

そして、そういうのを買ってもらえるっていうのは、ちょっと特別なカメラを手に入れられた気持ちだった。

ただ…私の家ではそんなものを買っては貰えなかったので、その気持ちはただの想像。笑

 

でもね、普通の写ルンですは買ってもらえることがあったので、その時は読書に夢中になっている友人の手を止めてまでポーズをとってもらったり、遠くに住んでいて普段は会えない人と会えた時に撮影したりと迷惑をかけながら撮影していたのを覚えている。

 

その時から何年も時が経ったけれど、今回撮影した写真との見比べて共通する感想は

「デジタルでは写せない味のある写真」だということ。

構造がプラスチックのレンズ一枚だからというのもあって、あまいフォーカス。

それに、レンズは中央にあるのではなく、向かって左に寄っているのでファインダーから覗いた世界と少し違って仕上がるのがいい。

 

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あーいい。このあまいフォーカス。

空のコントラストも好き。

 

それから夏の光で撮った野外。

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小さい頃から見てきた風景が写ルンですで撮影しただけでノスタルジックになる魔法。

もう写ルンですノスタルジックの神さまとお呼びいたしましょう。

 

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ノスタルジックの神さまは風景でも人物でも

まるで何年も昔に撮影した写真かのように大変身させてくれます。

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まだ1歳になったばかりの息子も10年前に撮った写真のよう。

それにしても泣きすぎだわね。

 

 

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夏の思い出。って感じだね。

 

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空の青〜山の緑〜海の色がすごく好きなグラデーション。

色合いがすんごく

か、可愛い!

この色合いは現像してくださった写真屋さんのおかげなのも大きいです!

 

 

あと写ルンですハレーションがいい感じ!

写真のハレーションやゴーストって嫌いな人は多いけれど、最先端技術を搭載した現代のレンズでは作り出せない現象なので、これも写ルンですの魅力の一つ。

 

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写ルンですのハレーションができる理由はさっきも書いたけれど、レンズがプラスチック一枚だけで作られていていることが大きい。そのことでレンズとフィルムの間で光が乱反射して写真に写ってしまうよう。

 

ノスタルジックの神さまはこんなハレーションまで起こせる素敵カメラ。

 

 

写ルンですってやっぱりいいね

ここ数年でナチュラ1600やFujiなどフィルムの生産中止が相次いで起こっています。

ただ、こうやって写ルンですのように「フィルムカメラが新しい」と思って手に取る10代、20代の子がいるように、フィルムカメラの魅力は形を変えて、世代を超えて伝わるんだなと思います。

トイカメラもノスタルジックの神さま代表ですが、フィルムが135で手に入りづらく、自分でセットしなくてはいけない。それに現像も35より高価になる。

そうなると写ルンですはフィルムが内蔵され、パッケージを開けるとすぐに撮影でき、現像も一番安い価格でできるので手軽。そしてノスタルジック全開の写真が撮れる!

 

あぁ、写ルンですは一生生き残って欲しい商品の一つです。

 

 

 

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