日常に、ナチュラルなbossaを。

瀬戸内住みのフォトグラファー・アートディレクターがつづる瀬戸内ノスタルジー探しと旅とクリエイティブブログ。

家族撮影は子供がメインじゃない!自然体の家族みんなが主役の写真を残そう

家族写真は家族みんなで撮影するから家族写真なんだ

 

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「私はいいから、子供をたくさん写真撮ってください!」と、家族撮影をしているとおっしゃる方がたまにいらっしゃいます。カメラマンが言うのは悲しい限りですが…結果論で言うと、最高の表情をしている瞬間のお子様の写真を撮影しやすいのは親御さんやその家族です。真っ黒なカメラを持った人が目の前にいて、尚且つカメラマンの表情は見えない。そんな中、カメラ目線をしてもらって最高の笑顔!ていう撮影は大人でも緊張するしできない。よね?子供なら大人以上に真っ黒で大きなカメラやいつもと違う雰囲気を感じ取って緊張します。それでもカメラマンは頑張って笑わせようとしますが、やっぱり一緒に生活している家族には勝てません。くすん。

 

でもね、カメラマンができること。

それは「家族と向き合っている大切な時間・光景を残せる」んです。

 

これってむちゃくちゃ素敵じゃないですか!?

私も親となり「父と子」というタイトルでシリーズ化して撮影していますが、日々子供は成長していて「今、見ている瞬間」は1秒後の未来ではもう過去になっている。写真に残すことによって、子供の体の大きさや表情の変化を実感できます。そんな今しか撮れない家族との時間を写真に残して欲しいなと思ったので、今日は家族写真、しかも自然体で撮影する家族写真についてと撮影のコツを綴りまっす!

 

 

 

 

自然体の家族写真って?

 

自然体の家族写真ってなんだろう。

考えて、考えて出した私の答えは「緊張せずに楽しく過ごしている家族との時間を、カメラを気にせずに写す」ということ。

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あーいいね。このみんなの表情。

カメラなんて気にせず、お父さんをこね繰り返してる(笑)こういうのが普段、この三人が過ごしている光景なんだろうなって、思えますよね。

 

また、私は家族と触れ合う、日常生活のほんの一部分も家族写真だと思っています。

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「母が子供の服を着せる」

日常の当たり前の行動だけど、私はこの行動を見て「友人はしっかりと母親になったんだな」って思った。そして彼女の変化が嬉しくて、シャッターをきった。

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みんなで並んでカメラ目線で撮ったり、子供のおちゃらけた表情を撮ったり、少し離れて家族を撮ったり。

「当事者だと見えない家族の姿」を「第三者から見た家族」へと視点を変えて撮ると、こんな風に見えているんだって思えますね。

 

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自然体の家族写真、魅力的に感じてきました?

 

では実際に自然体の家族写真を撮るにはどうすればいいのか。

 

 

[これが肝心!]自然体の写真を撮る時はパパママの協力が不可欠!

 

これ、本当に助かるんですが、、、

どーーーーしても子供が緊張してモジモジしたり全然カメラマンの方を向いてくれない時があるんです。そんな時、パパやママが子供に向かって声かけしてくれたり、おもちゃで気を紛らわせてくれたりすると撮影が行いやすいです!!助かります!!(声を大にして伝えたい!)

子供の心理としては、会ってすぐに真っ黒なカメラを向けられて怖い;;;と思っているのだと考えています。なので、いつもの笑顔じゃないんだろうな、って時はカメラを一旦下げて、子供と会話したりして、まず警戒心を取り除くことから始めます。が、それこそどーーーーしても無理な場合はパパやママに撮影中、子供の気を紛らわしてもらえるようお願いをしています。親の声かけ・笑顔はやっぱり安心するようで、少ししたらすぐに緊張がとれる子がほとんどです。

 

声かけ内容はそんなに難しく考えずに、カメラマンの後ろに立って(カメラの前に立つとカメラマンがお子さんが見えなくなるで^^;)

  • 名前を呼ぶ
  • お気に入りのおもちゃやぬいぐるみを振る
  • 音がなるおもちゃを鳴らしたり、いつも歌っている歌を歌う

など、目線の先にパパとママがいて声が聞こえるようにしていればOKです。

 

たまにパパとママに頑張っていただいても泣いちゃうお子さんがいますが、その時はその時で抱っこしたりおんぶしたりしてあげてください。決して無理に撮影しないこと。無理をすると撮影自体が嫌になってしまい、その後の撮影ができない場合があります。

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撮影のイメージがある場合はしっかりと事前にカメラマンに伝える

 

撮影して、写真を見ると…あれ?イメージと違うな。と思ったことがある人。

すみませんでした!!(心はダイビング土下座)

カメラマン代表として(勝手に)謝ります!!

すみませんでした!!!(心はダイビング土下座・本日二度目)

カメラマンが何を撮っているなんて分からないですもんね、、、分かっていたらその場で指摘してもらうのが一番なんですけど、そんなことはなかなか出来ないし。。。

そうなる前に、「これは絶対撮って欲しい!」「この小物を持って撮りたい」とか要望がある場合は必ず撮影前までにカメラマンに伝えておくのがベターです。

小物によっては設置するのに時間がかかったり、どう撮影するかカメラマンも考える時間が必要です。事前にしっかり撮影して欲しいカットについては相談してください。決して安くはない撮影料と貴重な時間を費やして撮影するのでここはきちんと。イメージがない人は全面的にカメラマンを信じるか、信じないかはあなた次第!

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自然体の家族撮影、ぜひ一度撮影してみてください♪

 

家族写真は子供だけじゃなく、子供を見守るパパやママ、おじいちゃんやおばあちゃん、家族みんながメインです。また、自然体の家族写真は、カメラ目線じゃなくても家族が向き合って、笑いあっていていると、「幸せ」という感情を残せます。

(私はファインダー越しにこの瞬間に立ち会うと、いつも幸せな気持ちにさせてもらっている。そして帰ってからパソコンで写真データを現像している時も幸せになれる。っていうWで幸せにさせてもらっているのはここだけの話。)

子供の誕生日、結婚記念日などなど節目の日に家族みんなが主役の家族写真、撮ってみてくださいね。

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